本日のお題「なぜ協会を設立しようと思ったのか」後編

今日の記事は前編の続きです。
前編はこちらから読めますhttps://nippro.or.jp/?p=2352
前編より
現実は「女性は世の中が想像する以上に苦悩している」と思っています。
私もかつてはそうでした。と言うところからの続きです。
では【かつての私】とは?
今から20年以上も前。
24歳で母となり、当時子どもを育てる若い親として、妊娠・出産・子育て・健康的な食事や身体について、私はあまりにも無知でした。
また、より良い子育てや子どもの心を本質的に理解するのに役立つ情報や学びの機会にふれることもなく結婚し、妊娠・出産・子育ては日々「なぜ?どうして?どうしたらいいの?」という苦悩の日々でした。
インターネットもない時代。
情報を取りたくても当時は赤ちゃんを連れて図書館に行くことすら躊躇するくらい、世間の目は母子に冷たく、今で言う「赤ちゃんとママに優しい」と呼べる場所はまだあまりありませんでした。
結局日々の家事育児、今で言う「ワンオペ」に追われ、いつしか本を読みたいと言う気持ちすらどこかへやら。
いつか時間ができたら・・・でも実際にはそんな時間はやってきませんでした。
そして、わが子が3歳になった頃、再び子育てに関して学ぶ意欲が強烈に湧いてきました。
理屈抜きで、居ても立っても居られない。まさにそんな内側からとてつもないエネルギーが今にも爆発しそうな感覚。
そして、図書館へ。
一般書コーナーではなく専門書コーナーへ。
借りられるだけ借りました。
読めば読むほど、妊娠してから今まで、子どもにとって、家族にとって、自分自身にとって、どれほど不利益なことをしてしまっていたか・・・そのことに気付いたときあまりにショックで、膝から崩れ落ちるような感覚になったこと、そしてとても怖くなったことを今でも鮮明に覚えています。
「なぜ今の今まで知らなかったのだろう、知らされてこなかったのだろう」
「こんな大事なことを知る機会がない世の中」を恨んだりもしました。
でもここで社会にいくら不満を言っても変わるまでには膨大な時間を要する。
しかも、「いつか変わる」それを待っている間に、子どもはどんどん成長する。
ならば、まずは「今からでもできることを知ろう」「より良い子育てを学ぼう」「心身を健やかに保つ食習慣を学ぼう」と、当時勤めていた調剤薬局のお給料とかき集めたお金で各分野の専門家の門を叩き、「誰に学ぶか」がとても需要だと思っていたので「本物の実践者」に会いに、長崎から東京や福岡へ何度も往復して学びました。
並行して、各分野のパイオニアや権威ある博士らの研究論文から多くのエビデンスを集めながら、
無我夢中で学びました。
その学びの数々は、私のこれまでの人生の中で最も好奇心をかき立て、
衝撃的で感動的であり、
地球上の全ての「生命」への敬意を深める貴重な貴重な経験でした。
それらの学びと、自分の経験、社会問題や女性の苦悩を笑顔のする方法が、一つの「線」として繋がった時、かつての私のように苦悩している女性を、赤ちゃんを、家族を心から笑顔にしたい。
私が身につけた本質的で普遍的な知識と、実践してきた経験、そこから学んだことを必要としている人がこの世の中に必ずいるはず!
と、個人で普及活動行い、その3年後、協会を設立することとなりました。

と言うことで、長くなりましたが「なぜ協会を設立したのか?」と言う原点を、本日は書かせていただきました。
お読みいただき、ありがとうございました。