開講スケジュールは下記にございます


はじめに。

近年、胎児医学・新生児をめぐる研究は医療技術とテクノロジーの進歩により飛躍的な進展を見せています。子宮という神秘のベールに覆われた胎児の驚異的な能力や生まれて間もない新生児の感受性豊かで優秀な能力が次々と明らかになっています。

その小さなカラダに秘められた予想を超える複雑な思考や知覚、成熟した感情を知ることは、
実際に妊娠が分かった時の受け止め方や、母親としての在り方、妊娠期間の過ごし方や、
出産方法、胎児期からの絆の深め方など赤ちゃんへの認識を深めるだけでなく、
あなた自身のルーツを知ることにも繋がります。



そして、妊娠を心から祝福され、子宮にいる時から無条件に惜しみない愛情を注がれ、
母親の温かい胸に抱かれた赤ちゃんは、誕生後の世界に希望と憧れを持ち、
安心感と安らぎに満たされ、母親とのしっかりとした絆で結ばれます。
このような人生のスタートを切ることができた赤ちゃんは、
成長後も自信に満ち溢れ、人生を積極的に歩み始めます。



出生期心理アドバイザー資格講座の土台となる
「出生期心理学」を学ぶことは、「妊娠・出産・子育て」に関わることをきっかけに、あなた自身が女性として母としてもっともっと成長し、さらに素敵な大人の女性になること、そして全てのいのちに対する敬意を深める一助になることを約束してくれるでしょう。

今の日本の現状と課題から見る出生期心理学の必要性

日本では、初めての妊娠・出産を控える女性の9割が子育てに不安を抱いています。
なぜ日本では妊娠・出産・育児をこれほどまでにつらいと感じるのでしょうか。
その理由の1つに、妊娠・出産・子育てについて「ほぼ無知のまま親になる」
ということが考えられます。
初めて妊娠した母親は、妊娠・出産・子育ての初心者です。知らないことばかりで当然。
多くの母親は、妊娠がわかってから慌ててインターネットで情報収集を始めますが、
現代において妊娠・出産・子育ての情報過多は、時として女性を更なる不安に陥れることもあります。
また、あんなに待ち焦がれて生まれたのに、毎日待ったなしの育児でいっぱいいっぱい。
子どもはかわいくてしかたないのに、なぜか苦しくて、そんな自分を責めてしまう。
そんな自分を追い込んでしまうママ達にとって、もっと気軽に相談できる専門家の存在が必要です

受講生の7割が助産師、看護師、保育士等の専門家

妊婦と母親の心の状態に焦点を当てた精神医学・心理学の研究は、新しい医療技術が開発された1960年代頃から行われ始めました。1980年頃からヨーロッパで「産後うつ」の研究が始まり、日本では1990年頃に国立精神衛生研究所での研究が始まり、2000年代に入ってからようやく「妊産褥婦および乳幼児のメンタルヘルスシステム作りに関する研究」 が本格的に始まりました。

このように、妊娠等で悩んでいる女性への心のケアという取り組みは日本では近年始まったばかりですが、妊娠・出産・子育てにまつわる社会問題や悲しい事件はますます増加しています。
この状況を改善するには一体どうしたら良いのでしょうか?


ニップロでは、このような背景の理由の1つに、
前記した【妊娠・出産・子育てについてほぼ無知のまま親になる】ということに着目しています。
また、現在でも妊産婦の置かれている状況や抱えている問題を理解することに重きを置く支援内容が多く、胎児の精神医学=出生前心理学についてはほとんどの産婦人科では導入されておらず、胎児医学・産科学と、出生前心理学とが切り離されていることや、日本の産科医の分野においてまだ、出生前心理学に関心がもたれていないことも課題の一つだと考えています。

ニップロでは、2010年の創設時からたくさんの妊婦さんや親子に、この出生前心理学の内容をもとに、
より良い妊娠・出産・子育てについてお伝えしてきました。そして、15000組を超える親子と精神科医、臨床心理士、助産師、看護師、保育士などの専門家の方々の協力のもと、多くの研究データを集めることができ、この出生前心理学=母親の心と胎児の心の相互作用についての重要性と理解を普及する一つの方法として出生期心理アドバイザー®︎資格養成講座を2015年に立ち上げました。


出生期心理アドバイザー / 基礎コースで学ぶこと

「出生心理学」という心理学はまだ日本ではあまり聞き慣れませんが、
胎児期・分娩期・新生児期の母親と赤ちゃんの心の発達を研究する心理学=「出生前及び周産期心理学」と呼ばれています。

世界中の産婦人科医、精神科医、臨床心理士等による専門機関・組織団体によって90年以上前から研究が行われて、海外では国際的な研究機関や多数の研究論文発表、シンポジウムや専門家の育成も行われています。しかし、そのほとんどは研究者向けの学術的文献であり、一般の方がふれる機会も、学ぶ機会もほぼありません。

そこで当協会では、このような広範な研究発表や文献、出生前及び周産期心理学の世界的権威とも言われる医学博士等からの学んだ内容を、一般の方や出産・子育てに携わる方に知っていただきたいと、
民間の専門家を育成するためのカリキュラムとしてこの講座を開発いたしました。

この講座では、妊娠中の母親の心、胎児の心、その相互作用を研究する「出生心理学及び周産期心理」と呼ばれる心理学をベースに、
「お腹の中の赤ちゃんの心はどのように発達していくのか」
「母親や周りからの影響をどう受けて心が育まれていくのか」
「どうすれば母子ともに心身共に健やかな妊娠・出産・子育てを叶えられるのか」を
医学的・心理学的研究から明らかになった「お腹の赤ちゃんの秘められた力」から紐解きます。

さらに、現代社会では避けて通れない妊娠中の不安やストレスが与える胎児への心身への影響を最小限に抑えるために母親や周りの大人ができる具体的な関わり方やサポート方法、
胎児期〜乳幼児期、特に6歳前後までの重要な時期によりよい人格形成を育むための関わり方、
赤ちゃんから高齢者まで幅広い世代の心のケアにも活用できる具体的な取り組み方を
出生期心理という新しい視点から体系的に学びます。


出生期心理アドバイザー®️資格認定講座
基礎コース/カリキュラム 全12時間((休憩時間含む)

〜第1部〜
・出生期心理学とは
・出生期心理学の3つのステージ
・母親と胎児の相互作用
・人格形成の基礎
・胎児が受け取るメッセージ
・父親が胎児に与える影響
・胎内環境と成長後の性格の傾向とケアについて

〜第2部〜
・出生体験と性格形成
・赤ちゃんと母親に優しい出産の実現
・新生児のためによりよい環境を
・出産する母親に必要なこと
・出産方法と性格形成
・分娩期の経験と成長後の性格の傾向とケアについて

〜第3部〜大切な「きずな」のために

・出生後1時間の重要性
・愛着形成について
・現代の母親がきずなを深めるために
・乳幼児期以降の心理的特徴とケアについて
・さまざまに語られる胎児記憶
・変わりゆく社会・文化の中で
・ふれ合うことは愛すること 


出生期心理アドバイザー®︎の役割


出生期心理アドバイザー®︎は、
「本当にこれでよいのだろうか?」と日々自問し、迷いと不安に押しつぶされそうになっている
ママの心に寄り添い、産婦人科や両親学級などで行われているサポートだけではカバーできない悩みを出生期心理学という新たな視点からケアの方法や解決への糸口、ママが心の底から納得できる
「最適解」を一緒に考えます。

また、慈愛に満ちた温かな子宮体験を経験し、優れた心を持った1人の人間として、
嬉々として踏み出していける妊娠・出産・子育ての具体的な関わり方を母親だけではなく、父親となる男性にもご理解いただくことで、生まれてきてよかった、産んでよかったと思える幸せな妊娠・出産・子育てへと導く専門家資格です。



未来を担う子どもたちの幸福のために、この「出生期心理アドバイザー®︎資格養成講座」を学び、私たちと一緒に普及活動に取り組んでいただけたらこんなに嬉しいことはありません。
講座に関するご質問など遠慮なくお尋ねください。


【出生期心理アドバイザー®︎資格講座はこのような方々が受講されています】

・ママと赤ちゃんのケアをお仕事にされている方
・妊娠を待ち望む方
・受胎の心理学を学びたい方
・妊娠中や胎児期からのより良い過ごし方を知りたい方
・母親の心理状態と赤ちゃんの心の関係を知りたい方
・ママが後悔しない妊娠・出産をサポートしたい方
・胎児期からの子育てに関心のある方
・人格形成について知りたい方
・保育士、助産師、幼稚園教諭や、教員の方
・管公庁で福祉や教育に関わるお仕事の方や専門知識を学びたい方
・ママや赤ちゃんと接するサービス業、習い事、ご職業の方
・マタニティーママや産後ママのセラピーや背術を行っているセラピストの方

【出生期心理アドバイザー®︎を学ぶと、このようなことが身につきます】

・お腹の赤ちゃんの心の土台ができる仕組み
・より良い人格形成を築くための関わり方
・子育てを胎児期から始めることの重要性
・母親の感情がお腹の赤ちゃんにどのような影響を与えるのか
・お腹の赤ちゃんが母親に求めているもの
・出産時の赤ちゃんとママの心身の相互作用
・豊かな心を育むために周りの大人ができること
・父親が赤ちゃんとより良い関係構築のためにできること
・産婦人科や母親学級ではカバーできない妊娠中の母親と赤ちゃんのサポートについて
・出産を控えた母親の不安に寄り添い、喜びや希望に転換する心構え
・後悔しない妊娠、出産、子育てを叶える心理学からのアプローチ法
・特徴的な心理的傾向による悩みや行動からの解放
・胎児期、乳幼児期から思春期、青年期、高齢期まで様々なステージにおける心理的ケアの本質的ケアと性別によるアプローチ法など


【出生期心理アドバイザー®︎を学び理想の未来を叶えよう】

資格を取得した認定講師は、ママや女性に心から寄り添い、妊娠・出産・子育てにおける様々な不安や悩みを一緒に考え、不安を取り除き、喜びと希望、安心感を与える専門家として、
また、職場や子育て支援の現場、産後サポートや女性の活躍を応援する活動、
妊娠〜子育て〜福祉士施設やセラピストのスキルアップ、サービスの差別化やママと赤ちゃんに特化したサービスやケアを創る活動をする方など、幅広い分野で活かされ、全国で活躍しています。

【受講料について】
※nipproは、入会金・年会費等の費用は一切不要です。

受講料 :  110,000円  税込121,000円
内訳:テキスト1冊、資格認定証、復習動画、初年度質疑応答回数制限なし

■お支払い方法:オンラインクレジット決済、または銀行振込

※オンラインクレジット決済画面では一括のみ承っております。
分割をご希望の方はクレジットカード会社へ利用者様ご自身で支払い回数変更のお申し込みをお願いいたします。

◯筆記・実技試験免除。全12時間の講座を修了することで資格証授与。

◯講義・実技の内容をいつでも何度でも繰り返し復習できる【受講生限定講義解説動画】を何度でもお好きな時にご覧いただけます。繰り返しご覧いただくことで学んだ内容をより深く、
正しく理解してしっかり身につけていただけるサポート教材付きです。


2024年度 出生期心理アドバイザー®︎基礎コース 資格認定講座 開催スケジュール

【少人数制グループ対面講座】8名までの少人数で行う対面講座です。

☆2日間集中対面コース
《2024年東京開催》

◉ 2024年4月20日(土)、21日(日)両日ともに10時〜16時(昼食休憩1時間含)

◉ 2024年6月8日(土)、9日(日)両日ともに10時〜16時(昼食休憩1時間含)

 

◉オンライン講座は講師と受講生のマンツーマンが基本。
zoomを使ったオンライン授業で行います。
受講希望日時に合わせて全12時間のカリキュラムを複数回に分けて進めていきます。
マンツーマンだからこそ、関連する体験談や講師の経験、より細やかな解説などをその都度質問することができる贅沢な学びの時間です。
また、後日聞き逃した箇所やもう一度聞きたい解説も、専用の復習動画を見ながら、または担当講師に公式LINEで質問したりと、何度でも繰り返し質問ができ、学びをしっかりとご自身のものにしていただけます。

〜オンラインzoom講座〜 
※受講時はビデオONにてお願いしておりますが、授乳時などご都合の悪い時はビデオOFFに切り替えていただきながら、お子様のペースに合わせながら進めてまいります。

※やむをえず欠席された日の授業は録画ビデオの動画視聴となります。

★お申し込み専用フォームはこちら↓
https://forms.gle/MFBfwkzGEqRXXifA8
(Googleフォームへのご記入)

 

-マンツーマンでの個別レッスン&通信講座も随時受付中-
対面にてマンツーマンレッスンを希望される方も開催リクエストが可能です。
ご希望の方は、フォームより「マンツーマン対面受講希望」とお書き添えください。

【通信講座をご希望の方】
受講したい時間や場所を気にせず、お好きな時に講座の動画を見ながら、マイペースに学べる通信講座もございます。
受講期限は半年間。その間にゆっくりと何度でも動画をご覧いただきながら資格が取得できます。
通信講座をご希望の方は下記フォームからお申し込みください。

★お申し込み専用フォームはこちら↓
https://forms.gle/MFBfwkzGEqRXXifA8
(Googleフォームへのご記入)

【nippro卒業生対象:資格取得者の再受講について
すでに、出生期心理アドバイザー®︎資格を取得された方も再受講が可能です。
もう一度学びたい、先生から新しい情報を聞きたいなど、これまでの学び➕スキルアップの機会をご用意しております。
再受講料には改定後の新しいテキストや復習動画、お教室を開講するための専用教材がついてきます。

再受講料:20,000円 (改訂版テキスト、教材、復習動画込み)

お支払い方法は、オンラインクレジット決済、または銀行振込からお選びいただけます。◉再受講をご希望の方は下記の専用フォームから「再受講希望」とお書き添えの上、送信をお願いいたします
 


その他、出生期心理アドバイザー®︎資格講座に関するご質問・お問い合わせはこちらから

https://forms.gle/vXAmQxFFPgx8dd53A

どうぞ些細なことでも遠慮なくお尋ねください。